2021年7月14日(水)
作並温泉へ向かうバス、そして仙台へ戻るJR仙山線の車窓を眺めながら、ふと思った。
オートバイで何度走ったかわからない国道48号線が、私はかなり気に入っていたということ。
その訳を、数十年経った今、わかったような気がした。
西道路ができるまでは、県道31号線を通っていたはずで、八幡町を過ぎるあたりから、左手には広瀬川を見下ろし、急に緑が増えていく。
更に西に進むと、愛子あたりから作並あたりまでは線路と川と付かず離れず道が続いていく。そして両側にはあふれんばかりの緑。
作並駅を過ぎると道は線路と分かれ、川に寄り添うように山形県へ向かっていく。トンネルをいくつか越えると、川の流れの向きが反対になっている。
オートバイで走りながら、ちらちらと川の流れが見えるのだ。幅の狭い勢いのある清らかな流れ。
この道が好きだった第一の理由は、大好きな友人が住む町につながっていたからなのだけど。
前述の記事に書いたように、トンネルを抜けて県境を越えると、微かに良い香りに包まれる。
大好きな道の一つだ。
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