乗らない理由は1万も2万もある(創作ではないです。ただの言い訳です)


 

「乗らない理由は1万も2万もある」

そう言ったのは、横浜ケンタウロスの今は亡きBOSSだ。

 

「バイクに乗らない理由ならいくらでもある だからこそ乗る理由が一つでもあるなら乗るべきなんだ ただ一度だけ持ってる力をふりしぼってな」

その言葉は「ばくおん!!」という漫画の中の有名な言葉だそうだ。

 

そうか。1つでも理由があるなら乗るべきなのか。

 

乗らない理由というか、乗れない理由というか、バイクを買えない理由がいくつかある。

そして、若かった頃と違っていまは超えるに越えられない高い壁となって立ちはだかっている。

 

ひとつ、金が無い。十分に稼げていない。諸事情によりローンが組めない。

 

ふたつ、身内に言えない。10年ちょっと前、ある病気を抱え、落ちぶれて実家を頼って帰郷。母をはじめ、きょうだいの世話になる。背負っていた借入金やクレジットの支払いを母が肩代わりをしてくれた。生活費が必要だから返済はしなくていいと言われた。その言葉に甘えている。

 

みっつ、置き場所が無い。

 

よっつ、あれ?考えても出てこない。

 

壁は3つだけなのか!?自分でも驚く。しかし、高い高い壁ではある。特に身内の件は、どうしたら良いのかわからない。

 

とりあえず、レンタルバイクの場合は、ヘルメットとジャケットを部屋に隠し、すべてを内緒にして何度か乗った。

 

バイクを所有するとなると、他の場所に保管するとしても、いつまで黙っていられるかはわからない。そんな金があるなら、私に返してほしいと母は言いそうだ。

 

しかし、高い壁には隙間とか回り込む道のようなものがあって、意外にあっさりと向こう側へ行ける場合もある。あるいは、一生越えられない壁もあるかもしれない。

 

さて、どうなることか。

 

1つ言えることは、イメージはやがて形になるということだ。やがてというのは人それぞれで、すぐの人もいればずっと後の人もいるだろう。

 

しかし、1つ大きな問題がある。

 

寿命が迫っているのだ。(←宣告されたのではない)

 

さあ、妄想に逃げようか。

 

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