ティーダ日記 バイク復帰の日々(2024年12月)

2024年12月4日(水)

また大好きなあの場所へ行ってきた。ホットドックと迷ったけど、たまにはと、七ヶ浜ロールにした。イカ墨?を練り込んだ塩パンみたい。コーヒーはモーニングの時間帯はおかわり自由。嬉しい。

ドリンクとセットでワンコイン程度。嬉しいったらありゃしない。野菜も新鮮。コーヒーも美味しい。

ソーセージが入ってる分、ホットドックのほうがちょっと満足度高いかも。今朝は、サーファーだと思うイケメン店主?がカウンターで接客してくれた。「寒かったでしょう?」

「いえ、まだ序の口ですよ」

心の中で私は言った。

(サーファーさんならわかるよね)

カフェのカウンターから岸壁越しに海が見える。

岸壁にバイクをとめると、愛車を眺めながらまったりできる。

この日は2時間くらいぼんやりしていたかもしれない。客は私の他に1組、あとから来ただけ。

もちろんコーヒーをおかわりした。カウンターのお姉さんも気持ち良く応じてくれる。
土・日・祝は朝7時から、それ以外でも9時から営業しているから、朝駆け派の私にはとても都合が良い。
次回は憧れのモーニングプレートをいただきたい。1480円。

のんびりしているように見える私だが、なにもせずぼんやりする時間を持つのが上手ではなかった。

こうしてバイクで出かけるようになってから、そんな時間がもてるようになってきた。

七ヶ浜の海岸はとても素敵でドラマティックだ。漁港、サーフポイント、外国人の避暑地、海水浴場。
そして、例にもれず3.11津波の被災地でもある。
シチノカフェは、震災後に復興のために作られたシチノリゾートの一角にある。とてもお洒落な雰囲気だが、地元の年配者たちも朝食を食べにきているようだ。
もと来た道を戻る。坂の向こうに冠雪した蔵王が見えた。
七ヶ浜は仙台市の東にあたり、晴れた日の早い時間帯に行くと、朝陽がキラキラと輝いて清々しい。

真冬でも、七ヶ浜あたりなら行けそうだ。

12月9日(月)
秋保へ行った。車が無いとなかなか行きづらい秋保ヴィレッジ アグリエの森へ。
産直市場というか道の駅というか、地元の産物やお菓子などを売っている。そんなお店をブラブラと、商品をくまなく見て歩くのが大好きだ。
基本的に、食材を見ていると嬉しくて楽しくてたまらない。買ったものは、ほんのわずかの野菜のみ。
さすがに冷えるが、イージスの上下で身体はさほど寒くない。冷えるのは足首と顔くらいか。
手も意外に平気だ。洗える冬用革グローブ。YAMAHAブランド。いい仕事しています。

次はどこへ行こうか。

今日はやめておこうと思ったものの、やはり買いに行ってしまった。

さいちのおはぎ。
すぐ近くの湯元薬師如来をお参り。
もう帰ろうか。いや、せっかくだから温泉へ。
スマホで日帰り施設を探す。ガラケー時代、スマホは不要だと言い切っていたが、まあ、便利ではあるな。
ほとんどの日帰り施設へは既に行ったことがあったが、唯一行ったことのないホテルの温泉へ行くことにした。
1時間ほどの余裕があったから、秋保里センターへ。トイレを借りるついでに軽食を。HACHIでコペリタン。

時間になったのでホテルへ。フロントのお姉さんに聞いたら、玄関わきに止めて下さいと。

畳の床の浴室でのんびり湯に浸かり、ロビーで少し読書をして帰る。
帰宅して遅い昼食。

12月13日(金)

名取市、熊野神社(熊野新宮社)と熊野本宮社へ。
ティーダのお祓いをしていただいた、熊野那智神社と、その二社で名取熊野三社となっている。
本家本元の熊野神社三社と同じ位置関係で祀られているらしい。
まずは、熊野神社(熊野新宮社)。道に迷って、こちらに先に着いた。陽光溢れる明るい神社だった。宮司さんがお掃除中、軽くご挨拶。
道を確認して、熊野本宮社へ向かう。土手を通って行けそうだ。
見ていると郵便配達のカブが何台も走っているから、きっと行ける。
バイク女子だった頃も、こんな土手を良く走ったなと気分よく低速走行。
しかし、行き止まりだった。
仕方なく戻る。背後から、カブが走ってくる。
郵便配達さんは、どこから来てどこへ向かうの?土手の先に公道は無かったよ???

また少し迷いながら、走り、予想とは全く異なる場所に目的地があった。

熊野本宮社。神仏習合の名残が濃い。神社というよりお寺っぽい重厚な氣が漂っていた。

朝ラーツーのつもりだったが、やはり先に神社詣りをすることにしたので、昼近くになっていた。
マップで探して目星をつけていたラーメン屋へ。鶏中華的なラーメンだった。

バイクが無ければ行かなかったであろう場所。近場にもたくさん楽しい場所はあるものだ。

これからどれだけそんな場所や美味しいものに出会えるのか、楽しみ。
さて、この日は夜にも予定があった。
XのFFさん、既に2度お会いしたバイク女子と飲み会なのだ。
特別な計画もなく、声を掛け合ってすんなり会える、それはご縁があるということだ。
ご縁が無ければ、会いましょうと何度言っても実現しない。邪魔が入るかタイミングが合わないか、お互いに実行しようとしないものだから。

彼女が目星をつけていてくれたお店は立ち飲みだった。でもいい雰囲気。というわけで、カウンターで立ち飲み。安くていい雰囲気。しゃべりっぱなしで、思いのほか長居していた。

大繁盛の立ち飲み屋を出て、もう一件。一度行ってみたかったおでん屋へ。
バイク女子は決断が速い。可愛い雰囲気の女子をかぶった、やはり勘の鋭い意志の強い野生動物かもしれない。

老舗のおでんは、あっさり薄味の上品なおでんだった。

大繁盛の店を出て、ページェントをチラ見。
そしてまた、彼女は左へ、私は右へ。あっさりと、じゃあまたねと分かれるのだった。

しゃべりっぱなしだったが、何を話したのか記憶にない。とにかく、気が置けないバイク乗りと、楽しい時間と美味しいつまみと酒だけがそこにあった。
2024年12月14日(土)
昨日行こうと思っていたけど行けなかった、JA新みやぎファーマーズマーケット 元気くん市場 仙台南店へ。
食材を買いに行ってみた。
この冬は、近場でいいから、エンジンやバッテリーのために時々走ろうと決めている。
野菜を買うなら自転車で近くの店に行けば安上がりなのだけど。
産直市場のような場所が異常に好きなこともあり、一通り並んでいる食材、野菜等々を見ているだけで幸せなのだ。

ここでしか買えないような珍しいものは特に目につかなかったが、街中のお店に比べたら、やはりお買い得価格で買える物も多かった。

荷台の無い小ぶりなバイクだが、リュックを背負えばけっこう荷物を持ってこれることがわかった。短距離なら、肩こりも腕の痺れも気にならない。

空は曇り、小雪が舞ってきた。286号線、寄り道せずに直帰する。
ティーダは快調。

2024年12月17日(火)

北へ向かって走ってみた。
特に行きたい場所やお店が無かったから、適当なところからUターンして別ルートで帰ってくるつもりだった。
朝食が軽かったためもあり、空腹を覚えたところで幸楽苑を発見。価格がリーズナブルだと知っていたので、迷わず駐車場に入る。
味噌ラーメンを食べた。美味しかった。1000円近くするこだわりのラーメン店じゃなくても、これでいいのよねと思えた。
ニンニクをたくさん入れたから、帰りは身体の中からぽかぽかだった。
外側も陽光が当たると暑いくらい。黒のイージス上下の中にユニクロのヒートテック、靴下重ねばき。
ウルトラライトダウンまで着ているから、普通に歩いたり自転車に乗ったり、自宅にいるより暖かいかもしれない。頭にはヘルメット、風も避けられる。
超短距離のわりに、満足な一日。

2024年12月21日(土)

前日、アマプラで映画を見た。
「殿、利息でござる!」
その舞台となった大和町吉岡へ行ってみることにした。
たいわちょうよしおか、その地名は、なぜかとても馴染みがある。なぜならば、毎日部屋でラジオを聞いているから。
ラジオ番組の中で、交通情報と気象情報が特に好きだ。
交通情報にいつも出てくる地名のひとつが、大和町吉岡だ。大和町インターかな?渋滞ポイントなのかもしれない。
しかし、その街はどんな街でそこに何があるのかなど知りもしなければ、興味も無かった。
映画のおかげで急激に興味がわいた。登場するその土地の人々がとても魅力的だったし、歴史上の出来事が素敵だったから。
行ってみたら、好きな風景のひとつ七ツ森の近くの街だった。
最初に大好きな産直市場へ行こうと思っていたのが、毎度の見逃し。街へ迷い込む。
じゃあ先に八幡神社詣りだなと地図で確認して走るも、また迷う。
目当ての店ではなかった通りがかりの酒店で、自分用の酒を買うついでに道を聞いた。
素敵なおかみさんだった。映画のこと、その中で登場するお酒の事、その店の歴史など、軽く、しかし一生懸命に話してくれた。
浅田商店の先祖は、映画の中に登場する 「浅野屋」で番頭をしていたそうだ。
買ったお酒の小瓶は霜夜。伊達の殿様が命名した酒のひとつだ。
神社はすぐ近くにあった。お詣りするも、トイレに行きたい。
境内を探したら、あった。救われた気持ちでドアを開けようとしたら開かない。絶望だ。
境内では車のお祓いの準備でワタワタしている。
しかし、緊急時なので、おばさんを捕まえてお願いしてみた。
鍵を開けてくれたが、水が止まっていて使えない。ああ。。。
気さくなおばさんが、社務所の中のトイレを使っていいからちょっと待っててねと言ってくれた。
待っている間に、車のお祓いのために神官が出てきた。
爽やかな装束の、若い美しい女性だった。まるで昼ドラのヒロインだ。
どうしたんですか?
トイレをお借りしたく・・・
ああ!
でもいまお願いしたので大丈夫です💦
あ、そうですか
爽やかな笑顔で神官は言って小走りで去る。
おばさん戻る。
ブーツを急いで脱ぐとき、レッグカバーが壊れた。
無事トイレ済ませ、戻ってくるとおばさんが映画のこと、神社のこと、この街のことを話してくれた。ほっこりとした陽だまりの玄関で。
映画に出てくるこの街の人たちの、人の良さに感動して来てみたんです。
そうですか?嫁に来て何年も経つけど、そういう感じでもないけど・・・
いやいや、トイレ騒動からこの会話まで、やはり映画の中の人たちと人間性が共通しているとしか思えない。
せっかく来たんだから寄って行けばとのおばさんの勧めに応じて、吉岡宿本陣案内所へ。
そこにもまた、一生懸命なおじさんがいた。
酒屋のおかみさんにせよ、神社のおばさんにせよ、案内所のおじさんにせよ、みんな一生懸命でまっすぐな様子が共通している。
人に壁をつくらない、そんなふうにも感じた。そしてこの街を何よりも愛しているし、誇りを持っている、そんな感じがした。
歴史にも特に興味のない私だが、街のこと映画のこと歴史のことを詳しく説明してくれるおじさんの話を一通り聞いた。
そういえば、お昼ご飯がまだだった。おじさんにお勧めの店を聞いたが、みつからず。走りながら探しても、寄りたいお店は見つからず。
地図でみつけたちょっと離れた高評価の店へ行ってみた。無化調手づくりの店 食堂いちやぎ。
券売機が新札を使えない。作業員風の兄さんたちがすぐ後に入ってきたので、新札使えないから先にどうぞと言った。
いいですよ、おれが両替するからと、人の良さそうな兄さんが言ってくれた。
味噌カツどんをモリモリ食べているうちに、晴れていた空はグレーになり、風も吹いてきた。
七ツ森を横に見て、国道457号線をひた走って帰る。
気温10度台、ほとんど寒さは感じなかった。来生たかお(※着すぎ)
イージス上下のまま店に入ることにも、もう慣れた。
楽しい一日の締めくくりに、Xで呟いた。
ほんとうにそう思えたから。

2024年12月31日(火)

なんだかんだで、バイクに乗ったのが10日ぶり。
天気、仕事、予定などなどで、あっという間に10日経過。そして大晦日。
走り納めだ。1年のお礼参りを兼ねて、竹駒神社へ向かう。
天気予報は曇りのち昼頃から所により雨、突風。数日前には晴れだったのに。
まあ、いいや。降ってもたいして濡れずに済むし、走りたかったから。
意に反して、空は青空。日差しも暖かい。

神社は年越し、新年の準備中だ。楽しみにしていた一流万倍カフェもオープンしていた。

おみくじは小吉。運勢というより、今の自分に必要な言葉を下さいとお願いした。
期待すぎるな、不満より感謝を・・・とのお言葉。
メニューを見たら高かった。少し迷ったが、せっかくだからと境内にできた一流万倍カフェに立ち寄る。
キツネクッキー付きソフトクリーム660円。
オープンしたばかりのためか、カフェの仕事の流れがあまり良くない。
そして客はどんどん入ってくる。大晦日新年、大丈夫か?
私にはちょっとお高めのメニュー。次回は、昔からある売店にしよう。

660円の万倍は・・・660万円か、などと考えながら、暖かい店内でまったり過ごす。
万倍とは言っても、とてつもない高額でもないなと思う私がいた。
天気予報が当たり、ほぼ昼前から曇って雨がぱらついてきた。突風も吹くと言ってたっけ。
直帰するつもりだったが、どうしてもゆりあげ港朝市が気になって、寄っていくとにした。
目当ては殻付き牡蠣。年越しで身内の女子会で食べようと思ったから。しかし、時間が遅かったためもあり、何も買いたいものが無かった。
あんどん松を通り過ぎ、地味な路地を縫うようにしばらく走って4号線。
ここ最近は制限速度+10キロ~。流れに乗って60キロから70キロ走行に慣れてきた。
無事に走り通せた半年に感謝。
バイクのある日々は、ほんとうに楽しかった。
バイクに道路に慣れない日々、バイク置き場までの過酷な道程、猛暑、夏疲れ、いきなり冬、それらの日々にも負けずに走り通せた自分を褒めてあげたい。
ほんとうに、ほんとうに頑張った。
ブログを読んで下さっている皆さま、今年もたいへんお世話になりました。
ほんとうに、ありがとうございます💕

コメント

タイトルとURLをコピーしました