私の旅 実話編 遠い

公共交通機関で旅をしてきた。

当然ながらお金も使った。

来月も友人との年2回ほどの旅の予定あり。

 

ローンの支払いが可能であるぎりぎりの収入に達したが、支払いの請求も新たに押し寄せた。

 

というわけで、バイクを買うという淡い目標はさらに遠ざかった。

しかし、細い希望の糸は途切れず。

 

日々、街を歩きながらマンションや戸建ての駐車場を覗き見しつつ歩く。

うってつけのスペースがあったら個人交渉だ。そう思いながら。

 

しかし、遅々として進まない。

神や仏はいつものようにすんなりと行きたい方向へ導いてはくれないようだ。

 

それって、乗るなというメッセージだったりするのだろうか。

 

思い起こせば、現役時代。

事故は数度だが、立ちごけUターンごけ、右左折ごけ、けっこうな頻度でこけまくっていた。

 

才能が無いのだろうか。練習が足りなかったのだろうか。注意力が足りないのだろうか。

 

たぶん、丁寧に乗るということを意識していなかったのだろう。

運転が荒いのだ。オフ車だからこけてもまあいいさ、そんないい加減さもあったのだろう。

 

若い頃はケガも軽く、骨折したこともないが、今それをやったら、酷い怪我をするか、悪くてあっちの世界へ行ってしまうかもしれない。

 

少しの怖さと、年齢が嵩み体力が落ちていく焦りを感じるが、時の流れと神仏の導きに従い、自然体でいくしかない、今はそう思いつつある。

 

乗るべき運命なら、その時は必ず来るのだから。

 

いま思っている淡い望みは、また乗って、のんびりと北海道を旅することだ。

 

現役時代に一度も行きたいと思わなかった北海道へ、いまは行きたい気持ちになっている。

 

 

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